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ファックト・アップ・インタヴュー:パート1
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Still Makin' Noise in New York
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07/08/07|Animal Collective
Pet Sounds 2007

Pop Levi

Pop Levi

Dandy in the Underground

水増し・薄味・型どおり――ヒットの二番煎じでしかないクローン連中、あるいは底の浅い(脇が甘いとも言う)パクりっぷりで筆者のような非ミュージシャンにすらあっさり元ネタを看破される予定調和アクトが目につく昨今、 ポップ・リーヴァイとの遭遇には「ムム、こいつはできる!」とうならされた。
音楽性同様一筋縄ではいかないバイオをかいつまんで紹介すると、ロンドン生まれの彼は3歳からピアノを学び、ティーン時代に宅録に目覚めた早熟児。19でリヴァプールに移り、コミューン型スペース・ロック・バンド=スーパー・ニューマリー名義でライヴを行ない作品をリリースしていく。この時期知り合ったゴス・エレクトロの星レディトロンからツアー参加を請われ、それを機にロサンジェルス移住。スーパー・ニューマリー時代からの縁であるCounter Records(コールドカットが設立した英エレクトロニカの老舗Ninja Tune傘下。暴れん坊ザ・デス・セット、ジョン・マティアスらロック寄りのユニークなアクトを送り出してます)から昨年リリースされた初ソロ「Return To Form Black Magick Party」は、キラー・フック満載の楽曲とエクスタティック&ドープなロックンロール・グルーヴ――バブルガムではなくアシッドを食ったカサネッツ=カッツが、ケネス・アンガーの裏庭で絶頂期マーク・ボランとコラボっているとでも言いますか――で新たなカルト・アイドルの誕生を告げる隠れ名盤だった。
マニアックな音楽性、ミステリアスな自己演出のナルシシズム、中庸ゼロのエキセントリシティ。「みんな一緒に仲良く」ではなく「俺様ワールド」を貫くエゴ満々の古典的スタァというわけだが、NME紙にCult Heroと称されたいびつさとポップネスが同居する奇妙な輝きは、筆者のようなミーハー女(才能だけでも惚れますが、そこにルックスが加わったら言うことなし。マークもプリンスもアントンもヴィンセントもベックもだから大好き!)からジャーヴィス・コッカー、ハーモニー・コリンといった鬼才まで軒並みKO・・・したのだが、待望のセカンド「Never Never Love」はなぜかゴーヂャスなハリウッド録音→前作のプリミティヴなガレージ/ロック味を抑え、ネプチューンズや80年代プリンスを思わせる今風R&Bビート~デジタル・ファンクへ変転(ちなみにリーヴァイ様のマックのスクリーンセーバーはR・ケリー写真でした)。MGMTオブ・モントリオールホワイト・ウィリアムスらUS勢といい勝負のレトロ・フューチャー味のサイケ・ポップが麗しい。
ラップトップDIYの賜物だったファーストとは対照的に洗練されたプラスティック・ソウル・サウンドには驚かされたが、層をめくると顔を出す彼の最大の魅力=人恋しく純なメロディは本作でも一貫している。この人は今後もカメレオンのように表層を変え続け、どこまでもファンを煙に巻くのだろう。だが妥協や譲歩を寄せ付けることなくMy Wayを前進し続けるレアなアーティストとして、その頑固さに心からリスペクトとエールを送る。

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――新作はハリウッドの著名スタジオ(Westlake Studios。マイケル「スリラー」、アラニス・モリセット他メジャー作品が多数レコーディングされた)で制作されたわけですが、もっともポジティヴだったのはどんな面?
これまでそんな経験したことがなかったから、自分にとってもめったにない面白い経験だった。そういう物珍しさを、自分のレコードの一部にしていくって行為がね。マイケル・ジャクソンが実際使ったピアノやマイクを使えたり、「ビリー・ジーン」のドラムを録った部屋でレコーディングできたたのは、やっぱりナイスだったよ。みんな知ってるドラム・ビートのひとつだからね、あれは・・・でも結局のところ、この作品で僕がやったことってどこででもできたことだったんだよ。でも偶然にも、僕がこのアルバムを作ったやり方、音の鳴り方っていうのは、すべての音からソウルを抜き去るってもので。そうやっておもちゃが出してるみたいな音にしたかった・・・自動再生された音、というかな。たとえばギターを録るとしたら、まったく同じパートを16回録って、エンジニアにその音をそれこそ一音一音櫛で梳くみたいにチェックしてもらって、全部同じトーンにしていくっていう。そうやって、要するに「死んだ」音にしたかったんだ。で、それらの音や他の楽器パートがすべて組み合わさった時点で初めて新たな生命が生まれてくる、と。バラバラではなく、一緒になった時だけどね。ヴォーカルの録り方も同じで、すべてクリーンに留めておきたかった。もっとも、ノラ・ジョーンズみたいなクリーンさじゃないよ。彼女のは自然なクリーンさだけど、僕は非ナチュラルな、すごく冷たいクリーンさを出したかった。こんな音のレコード、今年誰も出さないと思う。
――エモーションを伝えるより、むしろ今回はヴォーカルが楽器の一部みたいに聞こえるのはそのせいなんですね。そうしたアプローチは、アルバムのテーマとも関っているのでしょうか?テーマは「愛」と聞いていますが、普通愛と言えば多くの人がエモーショナルであたたかく、自然な感情を思い浮かべるわけですよね。
だよね(ニヤリと笑う)。でも、だから逆なんだよ!
――また、過去にあのスタジオを使ったミュージシャンとチャネリングをしたかった、なんて思いはあったんでしょうか?
特に「誰」ってのはなかったな・・・というのも、たとえばベルリンにいたってなんらかのフィーリングは感じるわけで。でも、世界最大のヒット工場=ハリウッドにあるスタジオで週6日間カンヅメになって過ごせば、作る音楽やサウンドにおのずとなんらかのエッジは生まれるものだと思う。で、そこでどんな音楽を作ったっていいんだよ。水平思考で考えれば、あのスタジオで僕がスーパー・ニューマリーのアバンギャルドな音楽をレコーディングしたって良かったわけだし。ただ、今のポイントはそこじゃなく、自分の考え方を変えること、そしてエッジを音楽にもたらすことだったんだ。
――LA在住、しかし所属レーベルはイギリスということで活動や作品のプロモーションに困難を感じることはあります?
思うに、人間ってかなり遠くまで行けるものなんだよ。でかいラジオ・ヒットやテレビを通じてヒットさえ出せば――世界各国でナンバー・ワンみたいな曲さえあれば、その国でビジネスするためにそこに行く必要すらなくて、アートが自足することになるっていう。ただ、新しいレコードは必ずしもイギリスのリスナーを意識したものとは思っていなくて。今この国でポピュラーな音楽の、そのどれにも当てはまらないレコードだからね。だからって悲しいとは思わないし、僕は・・・誰のために作ったってことになるのかなぁ?もちろん自分の楽しみのために作るってのが第一にあったわけだけど・・・まだ行ったこともないのにこんなことを言うのは妙だと我ながら思うよ。でも、今回日本からはたくさん影響やインスピレーションをもらったんだ。僕の中にあった「歌う電卓」ってヴィジョンを作り上げるためにね。
――ははは!
それって僕からすると日本製のオモチャみたいに聞こえて、いわばタマゴッチが音楽を作ったらこんな風かなっていう。ボタンを押すと音楽がプリント・アウトされるような、そういうノリね。「ROCK」のボタンを押すと、「Wanamama」が飛び出す、みたいな。だからなんだよ、アルバムのジャケットでもおもちゃの人形みたいなルックス(着物姿です)で写ってるのは。
――あれは近未来の機械、音楽人形なんだ。実際あなたの音楽は個性が強すぎるし、現在のUKシーンのどこにもフィットはしないわけですが・・・
彼らは野郎がピンク色の服を着るのが好きじゃないからね!
――(笑)。
イギリス人はピンク色の服を着た男は苦手っていう。でもスーパースターだったらピンクを着ても大喜びされるわけで、そういう世界ってきついでしょ?だからこっちも願い下げっていう。
――そもそもイギリスの音楽シーンそのものに興味がないんでしょうか?
全然。
――それはどうして?コンサバ?冒険心が足りないから?
・・・わかんない。ただ、僕には退屈に聞こえるんだ。もちろん、僕だってUK音楽シーンについて色々意見はあるよ。たとえば、今のイギリスにはコマーシャルな音楽誌が実質ひとつしか存在しないって点とかね。NMEってことだけど、あの雑誌が毎週毎週打ち出すシーンを決定づける記事だのカヴァー・ストーリー、それしかないっていう。昔はMelody MakerやThe Faceもあったことでバランスが取れていたところが・・・今やまるで独裁状態に近いよ。
――広告ばっかで読むところもないですけどね。
ね。なんかHeat(イギリスの大人気女性週刊誌/ゴシップ誌)みたくない?で、セレブの代わりにミュージシャンが写ってるっていう。ミュージシャンどころかマイナーなTVタレントが登場することすらあるくらいだし・・・でもまあ、たぶんいつだってそんなもんだったんだろうね。66年のNMEに掲載されたボブ・ディランのインタヴューを以前読んだことがあるけど、あの頃も今のNMEとどこか同じだったし。結局、イギリスって国はおちょくりが好きなんだよ(苦笑)。
――でも、もっと露出して人気を広めるためには若手人気バンドと積極的に共演する方がベターじゃないですか?
その相手が誰かによるよ。他のバンドをサポートするのは全然OKだし、分け隔てなくやりたいと思ってる。ただ、僕がこれまでやってきたことはどれもちょっと風変わりだし、ヒップスターをサポートしたくはないんだよね。「今ヒップなアクト」なんてものは、いつか消えていくものだからさ。特にそれがバンドだとね。バンドって絶対続かないじゃない?何人か集まってグループでやってると、いつか必ずバラバラになっていくものだし。だからあんまりそういうことは考えないけど・・・音楽をプレイするのは好きだし、もしもこの人ならって相手だったら、もちろん検討する。誰だっていいんだけど、本当に僕の音楽を聴きたい人がいいなっていう。
――それはあなたの活動からも感じます。あなたの側から売り込んでいくのではなく、むしろ僕の音楽を君達が見つけてくれ、という。
うん。そうだと人々も本当に「ワオ!すごいのに出くわした!」って感じてくれるし。でもぶっちゃけ、誰かが今300万ドルをポン!と出してくれて、高層ビル群の中でショウをやらせてくれるってんなら、もちろんそのアイデアには乗るけど。
――(笑)。で、本作の未来的でハイパーな不思議なトーン、このサウンドのインスピレーションは何だったと思いますか?
だけどこの作品、結局は「新しいポップ・リーヴァイのアルバム」に聞こえると思うけど?楽曲はトラディショナルかつ中毒性の高いものでありつつ・・・というのも、すごくシンプルでメロディックな構成だから。なのに、サウンドそのものは作品をインスパイアしたレコードとまったくかけ離れているっていう。僕はこのアルバムをモダンなドゥー・ワップ・レコードじゃないかと思っていて。だからってフラミンゴーズみたいに聞こえないのは、オリジナルなサウンドを生み出したかったからで、彼らのサウンドは真似したくなかった。音作りには死ぬほど時間をかけたし、スタジオのエンジニアはそれこそ途中で休暇を取らなくちゃいけなかったくらいで。マウスを動かしすぎて、しまいに手が腫れ上がって動かなくなっちゃったんだ。
――では、ファーストに較べ今回の方がレコーディング作業としては難度が高かった?
あのアルバムとはまったく違うね、あれはすごくナチュラルな音だったし。でも大変ではなかった。ただ、作り方が違ったってだけ。ファーストは完成までに1年近くかかったわけだけど、それはその期間にまたがって色んな場所で作り続けたってことで、今回みたく毎日取り組んでたわけじゃないし。
――しかし思った通りの音を完璧に仕上げるには手間がかかったんじゃないですか?
だけど、完璧なんて絶対あり得ないし!この作品の中にだって、僕が聴くと・・・もちろんイケてない音って意味じゃないけど、完璧じゃない部分はあるから。何かクリエイトする時って、とにかく作るしかないって部分もあるでしょ?誰かがもっとお金を出してくれたら、あれ以上どこまでも続けていったかもしれないけど、そうはいかない。だから、僕にとっては完璧さの追求というより自分の目指したものにいかに辿り着くかってことで。悲しいコンピューターがドゥー・ワップを歌ってる、そういうものにしたかったんだ。
――そのヴィジョンはどこから生まれてきたんです?ちょっと「世の終わり」的な雰囲気すらありますよね?
うん、でもアルバムのタイトルそのものがそうなんだよ。「Never Never Love」(ピーター・パンに登場するNever Never Landのもじり?)っていう、要するに・・・悲しいラヴ・ソングに本質的に備わっている、狂おしいほどの誰かを思う気持ちだから。ドラッグとしての愛ってこと。でも、僕としてはソウルフルでソウルのあるレコードじゃないかと思ってる。ロックなレコードじゃないし・・・ロックっぽい箇所もあるけど、たとえばパブリック・エネミーがロックをサンプリングしたからって、彼らがロックをプレイしてるってことにはならないよね。今僕達はポスト・モダンな世界で生きていて、誰もがあらゆるジャンルを一緒くたにしてそこに新しい名前を与えている。だったら、僕はこのアルバムを「ソウル・ポップ」って呼ぶね。
――ベース音からダブな音処理、スマートな音作りまでモダンなR&Bからの影響は感じますが、前作のラフなエッジを残した音の反動もあったんでしょうか。
だから・・・それまで、僕はアンダーグラウンド・ヒットと呼べるような作品とは縁がなかったわけ。で、あの作品を出してみて分かったのは、ヒットしたレコードが人々にとってのひとつの尺度になるんだってこと。要するに、みんなが「このまま続けてほしい」って考えたという。でも僕が何より避けたいのは・・・「マーク・ボランみたいな音のレコードを何枚も作った男」なんかにゃなりたくなかったんだよ。そういう作品を作っちゃいないし、この作品で「僕は君達が思ってるような人間とは違うんだ」とはっきりステートメントを出したかったわけ。前作で生まれたファンをすべて失うことになっても、だからまったく気にならないね。だって、僕はひとつおぼえの同じ芸を繰り返すキャバレー芸人なんかじゃないからさ。成功したからってそれに執着したくない。むしろ、それを放り投げてしまいたいんだ。
――そのせいで成功から遠ざかることになってもいいんですか?ヒット・レコードを作りたいとおっしゃってましたが。
ああ。今の時点ではそうなるんだろうね。でも将来的に、10年くらい経ってキャリアを振り返ってみれば、そうやって変わり続けることがアーティストとしての僕にとっての財産になるんだよ。だってそうじゃなかったら、僕はアルバム5枚作った時点でも、まだマーク・ボランにちょっと似たところのある音楽を作り続けてることになるから。それは僕にとっても面白くないし、誰も興味を持ってくれない。だったらT-レックスのアルバムを聴けばいいじゃんっていう。
――変化することで何を目指しているんでしょう?あなたが、いつかたとえばインダストリアルなインスト音楽を作る可能性もあるってこと?
どんな種類でも、あらゆる音楽を作りたいよ!自分が不死身だったら、それこそずーっとレコードを作っているだろうし(笑)。もちろんそれは不可能なわけだけど、うん、自分自身の音を作り出せる、そのレベルに近づけたらいいなと毎回思ってる。誰が聴いても「これはポップ・リーヴァイの音だ」って風に認知してもらえるような。ブライアン・ウィルソンと同じようなものだよね。彼も最初のうちはフォー・シーズンズみたいな音を出していたけど、レコードを何枚も作り続けるうち、60年代後期までには「ブライアン・ウィルソン・サウンド」という、誰にも真似できないものを生み出すようになったわけだから。
――モダンR&Bを消化したサウンドながら、メロディそのものはシンプルである意味フォーク・ソング、アコギ一本でも歌える曲ですよね。曲を書く時もギターを使って?
っていうか、楽器は持ってない。
――・・・じゃあどうやって曲を書くんですか?
頭に浮かんでくる。
――それはそうですけど、それをどう音楽に移し変えるんですか?
そうねえ、ほとんど毎回そんな感じなんだけど・・・出し抜けにこう、アイデアが浮かんでくるんだ。言葉の形で。たとえば「Never Never Love」みたいな。で、そのフレーズが浮かんだ途端、「パパパパパッ・パッ・パ!パパパパパッ・パッ・パ!」(同曲のコーラス部を口ずさむ)って風にメロディが出てくる。で、それを元にしながら曲の残りと歌詞の他の部分を頭の中で書き上げていくっていう。1日で仕上がることもあれば、1ヶ月かかることもあるけどね。で、レコーディングする段になった時、僕が覚えているのはひとつのできあがった曲なんだ。自分でも思い出せないようなら、それはそもそも人々の記憶に残るような曲じゃないってことで。そういう曲は出したくないしね。
――バンドのためにデモを切ることはないんですか?
レコーディングする前の段階で「この曲はありだな」って確信が持てたら、ディクタフォンかなんかに吹き込んで他の人間にも聴かせるかもね。でも、その時点ですらコードは何かとか、まったく分かってないんだけど。だから後から自分でコードを当てはめていかなくちゃいけないし、それって他の人間が書いた曲を聴いてコピーするのとあんまり変わらないよね。ただ僕は・・・ああいうやり方はしないな。頭の中で音楽が鳴っている時、メインになるのは旋律。だから僕は頭の中で曲を書くし、楽器を弾きながら歌を書くってやり方はやらない。
――常に頭のアンテナを張っているっていう。
うん。でも、文章を書くのだって同じでしょ?何かが自分に「降って」くるというか、感度はいつも良好にしておかないとさ。でも、僕はメロディに関してはほとんど苦労したことがないんだ。いつだって自然にメロディが出てくる。さっきも言ったけど、大抵タイトルが先に出てくるんだ。たとえば「Flirting」って曲、あれは「Flirting」って思い浮かんだ瞬間、後はもう全部できてたっていう。最終的に歌詞を調整したりしたけど、メロディやハーモニーは全部揃ってたね。
――アルバムには激しくパラノイアックな前半からラストの穏やかなトーンへと、どこか物語を感じさせるフロウがあります。なんらかのストーリーはあるのでしょうか?
いや、ラヴ・ソング集ではあるけれど、コンセプト・アルバムではないね。正直曲の順番がああなったのは音楽として並びがいいからであって、特に時間軸に沿ったストーリー・ラインがあるわけじゃないんだ。聴き方次第ではなんらかのストーリーになるのかもしれないけど、むしろアイデアのコラージュってことになるのかな。ただ、13曲収録にしたかったってのはあったね。このアルバムの曲は、どれも不運を歌ったものだからさ・・・(思わせぶりな笑顔)。ちなみに、夢日記を1年間つけてみたんだよ。で、その中から自分の体験に近い、現実と関連がありそうなものから歌詞を書いたりしたんだ。要するに、自分の中から出てきたものではあるけれど、純粋に自分の思考から生まれたものではないイメージを元に歌詞を書いてみたっていう。
――夢分析に興味はあります?
もちろん。歌詞でやったのはそれだしね。ただ、あれはあくまでアートのプロジェクトとしてやってみたことであって、たとえば他人の夢を分析したいとか、それはないな。ファーストは砂や石ころ、水といった具合にナチュラルでそこにあるものをそのまま使って作った。だからその次の作品では、それを自分の頭を通過させてちょっと変化させたものにしたかったんだ。

ポップ・リーヴァイのMySpaceはこちら!
ポップ・リーヴァイ「Never Never Love」を脱兎チェック!


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